引越し時における郵便局での住所変更手続きの大切さとその方法

「市役所で住所を変更したら、郵便の宛先も自動的に変わるのかな?」
「新住所で郵便を受け取るにはどうしたらいいの?」

市役所での住所変更は必須ですが、引越しの際は郵便局での「住所変更通知」を出すことも重要です。

この手続きをすることで、新しい家に引っ越した後も、以前の住所に届いた郵便を1年間、新しい住所に転送してもらえます。

もし手続きを忘れてしまうと、大切な郵便物が届かなくなる恐れがあります。

こちらの記事では、郵便局での住所変更通知の手続きについて詳しく解説します。

目次

引越し時、郵便局への住所変更通知を忘れないで!

一人で引越しをする際も、郵便局で「住所変更通知」を行うことが大切です。この手続きによって、引越し後に旧住所に届いた郵便物が新住所へ転送されます。

手続きのポイントは次の通りです。

対象者:

引越しをするすべての人

手続きの場所:

郵便局または郵便局のウェブサイト

手続きの方法:

・窓口
・郵送
・インターネット

代理人による手続き:

不可

申請の期限:

特に定められていない(引越しの1週間前には済ませると安心)

必要書類:

■窓口での手続き
・住所変更通知書(郵便局で入手可能)
・旧住所を証明できる書類(運転免許証やパスポートなど)
・本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)

■郵送での手続き
・住所変更通知書(郵便局で入手可能)

■インターネットでの手続き
・パソコンまたはスマートフォン
・メールアドレス

郵便局での住所変更通知は、市役所で行う転居届とは異なります。市役所と郵便局は情報を共有していないので、引越しの際は両方で住所変更を行う必要があります。

転送されるのは郵便局経由の郵便物のみ

郵便局の転居届を利用しても、転送されるのは郵便局を経由する郵便物だけです。

宅配便サービスや、ネットショップの配送、新聞、食材宅配サービスなどの直接配達されるアイテムは対象外です。

そのため、新聞社、食材宅配サービスなどで利用している住所も変更手続きが必要です。

また、引越し直前はオンラインショッピングを控え、直接配送されるサービスは引越しの2週間前に配送停止の連絡をするとスムーズです。

郵便局での転居届手続きの3つの方法

郵便局での転居届(転送サービス)には、以下の3つの手続き方法があります。

  • 郵便局の窓口で直接手続き
  • 郵送で手続き
  • インターネット(e転居)を使用して手続き

これらの方法について、以下で詳しく説明します。

郵便局の窓口での手続き方法

まず、「郵便局の窓口で直接手続きする方法」についてご紹介します。

手続きに必要なものは以下の通りです。

手続き場所:

全国どこでも良い郵便局(営業時間内)

必要書類:

・転居届(郵便局で用意されています)
・身分証明書(運転免許証など)
・旧住所の確認書類(運転免許証など)

注意点:

手続きには約10〜15分程度かかる場合があります

手続きは、郵便局で提供される転居届に必要事項を記入し、身分証明書と旧住所の確認書類を提出することで完了します。運転免許証は身分証明と旧住所の確認の両方に使用できます。

手続き時間は郵便局の混雑状況によって異なりますが、通常は10〜15分程度です。郵便局の営業時間は主に平日の9:00〜17:00ですので、忙しい方も仕事や家事の合間に手続きが可能です。

郵送を利用した転居届の手続きの流れ

郵便局の転居届は、郵送でも手続きが可能です。以下にその手順を紹介します。

手続き場所:

最寄りの郵便ポスト

必要書類:

転居届(郵便局で入手)

注意事項:

・転居届に切手を貼る必要はなし
・封筒に入れる必要もなし

転居届は、そのままポストに投函するだけで手続きが完了します。封筒や切手は不要ですが、転居届は郵便局から直接取得する必要がある点に注意してください。

ウェブサイトからのダウンロードはできません。郵便局が混雑している場合や窓口での手続きが難しい場合は、郵送が便利な選択肢となります。

インターネットを使った転居届の手続き方法

インターネット上で転居届の手続きをすることもできます。

手続き場所:

インターネットサービス(パソコンやスマートフォンでアクセス)

必要なもの:

・パソコンまたはスマートフォン
・メールアドレス

注意事項:

パソコンから手続きをする場合、スマートフォン用のメールアドレスは使えません

手続きはパソコンまたはスマートフォンのいずれかで行えますが、パソコンからの手続きにはスマートフォン用のメールアドレスは使用できません。

市役所や区役所の手続きとは異なり、オンラインで簡単に行えるのが特徴です。忙しい方や郵便局に行くのが困難な方には、e転居が便利です。

これらの方法で転居届の提出が可能です。転居届を提出した後、時々郵便局から新旧住所の確認のための訪問があるかもしれません。突然の訪問に驚かないよう、この点を覚えておくと安心です。

郵便物の転送状況を確認する方法

「届いているはずの郵便物がない…」
「もし旧住所に送られていたらどうしたらいいの?」

このような不安を解消するため、郵便物の転送状況をチェックすることが可能です。

転居届を出した後、郵便局の公式ウェブサイトを通じて転送状況の確認ができます。必要なのは、転居届の際に発行される「転居届受付番号」です。

この受付番号は、以下の方法で入手できます。

  • インターネットを通じて手続きした場合:登録したメールアドレスに送付されます。
  • 郵便局の窓口や郵送で手続きした場合:お客様控えや記入要領の右上部に記載されています。

ただし、転居届を出してから6ヶ月以上が経過すると、その情報は確認できなくなるため、転居届受付番号を含むメールやお客様控えは大切に保管しておくことが重要です。

まとめ:郵便局での転居届の手続きについて

このページでは、郵便局での転居届けの提出に関する手順を詳細に説明しました。ここで重要なポイントを改めて確認してみましょう。

  • 引越しの際は、郵便局へ転居届を提出することを忘れずに。
  • 転居届を出すと、旧住所への郵便物が新住所に転送されます。
  • 転送を開始する日は、引越し日、つまり旧住所から出る日に合わせましょう。
  • 転送サービスは、開始日から1年間有効です。
  • 手続き方法は、郵便局の窓口、郵送、オンラインの3通りがあります。
  • 手軽で迅速な手続きを希望する場合は、オンラインでの手続きをお勧めします。
  • 転送されている郵便物の状況は、郵便局のウェブサイトで確認可能です。

これらの情報を頭に入れておくと、引越し時にスムーズに手続きが進められます。役所や役場での手続きに目が行きがちですが、郵便局での転居届も同様に重要です。

手続きを怠ると、重要な郵便物が旧住所に届いてしまうことがありますので、引越し日が決まったら速やかに手続きを済ませることが肝心です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次